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塩素消毒について


現在、学校プールで主に使用されている塩素剤は、下記の3種類と二酸化塩素です。
使用方法や特徴がそれぞれ異なりますので、注意が必要です。二酸化塩素以外の塩素剤はいずれの場合も、プール水中で次亜塩素酸を生じ、この次亜塩素酸の殺菌効果によってプールの消毒が行われます。
二酸化塩素は、他の塩素剤と異なり次亜塩素酸を形成せず、二酸化塩素として消毒効果を示すので、作用の機構は異なっていますが、消毒効果のレベルは大体同じです。

以下にそれぞれの塩素剤の特徴を示します。

①次亜塩素酸ナトリウム液
形状は液体で、弊社製品の有効塩素含有量は12%です。水酸化ナトリウムを含むため、強アルカリ性です。PACなどの酸性の薬品と混ざらないように気をつけてください。
原液では皮膚に対し強い腐食性があるので、手についた場合は速やかに大量の水で洗い流してください。
通常は、専用の薬注ポンプを用いて、プール配管に圧入し、プール水に流入させます。注入ノズルは細く詰まりやすいので、常に点検を行ってください。
直接プールに流し込む場合は、大量の水を用いて薄めたものをプールに散布してください。


②次亜塩素酸カルシウム
形状は白色、固体の塩素剤です。pHは中性で、弊社では有効塩素濃度70~77%の錠剤と顆粒を取り扱っております。保存性がよく、水に溶解した際の不溶解分がほとんどありません。
湿気を避けて冷暗所に保存すれば、長期間有効性に変化がおこりません。保存状態がよければ、前年度購入分でもご使用いただけます。
顆粒の物は15~30分で溶解し、速やかに殺菌消毒効果を発揮します。
錠剤は長時間安定した殺菌消毒効果を維持できます。ご利用状況に合わせて錠剤の大きさもお選びいただけます。
次亜塩素酸カルシウムの塩素剤と塩素化イソシアヌル酸の塩素剤を混ぜると、発熱して爆発する危険があるので、混合使用は禁物です。


③塩素化イソシアヌル酸
形状は白色、固体の塩素剤です。pHは酸性で、弊社では有効塩素含有量85~90%のトリクロロイソシアヌル酸と、有効塩素含有量約60%のジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを取り扱っております。
湿気を避けて冷暗所に保存すれば、長期間有効性に変化が起こりません。保存状態がよければ、前年度購入分でも十分ご使用いただけます。
顆粒と錠剤をご用意しております。
トリクロロイソシアヌル酸は溶解速度が遅く、プールに直接散布すると塗装を傷めることがあるので、専用の滅菌器を使用してください。
ジクロロイソシアヌル酸は即溶性で、速効性です。直接散布していただいて構いません。
急な入泳者の増加等で、残留塩素濃度が低下した際などにお使い下さい。
②次亜塩素酸カルシウムの項目でも記したように、次亜塩素酸カルシウムの塩素剤と、塩素化イソシアヌル酸の塩素剤を混ぜると、発熱して爆発する危険があるので、混合使用は禁物です。


④二酸化塩素
二酸化塩素は、アメリカやフランスなど欧米諸国で、水道用の消毒剤やプール水の消毒としてもとして広く使われております。日本ではこれまであまり使用されてきませんでしたが、欧米諸国の使用実績や経験の積み重ねによりその消毒効果や安全性が確認されているため、遊泳用プールの衛生基準改定を契機にわが国でもプール水の消毒剤として利用できるようになりました。
弊社では二酸化塩素を発生させる錠剤を取り扱っております。