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SS/濁度センサー SStr-5Z
水質測定器 電気式測定器 SS/濁度センサー SStr-5Z 特長
  1. 近赤外線90° 散乱光測定 高感度SS/濁度センサー
  2. 参照光付、LED光源輝度自動補正
  3. 簡易ゼロ校正板、標準付属でゼロ校正が容易 第二ゼロ標準の簡易ゼロ校正板使用でゼロ校正水が無用 (第一ゼロは標準は純水を使用します)
  4. SS濃度と濁度を切換えて測定可能 排水の浮遊物質(SS=Suspended Solid)と散乱光濁度は一定の相関関係があります。本器はSSと散乱光濁度との相関係数 y=a+bxを求めてこの係数を設定する事で濁度がSS濃度に換算されてSSモードでSSを、濁度モードに切り換えると濁度をそれぞれ高感度で測定出来ます。
  5. 検水のSS濃度値に1点又は2点校正も可能 手分析後の検水のSS濃度値にスパン校正も可能
  6. 気泡に強いSS/濁度センサー
  7. 最大級面積200mm2以上の受光素子で高感度SS検出、また近赤外LED、可視光カットフィルター付きで外部光や着色の影響をカット、ノイズに強く安定した測定を保証。
計器仕様
品 名 SS/濁度センサー
型 式 SStr-5Z
測定原理 近赤外90° 散乱光測定方式
表 示 LCD4桁
測定範囲 濁度:0~500NTU SS:0~500度 ※ご指定:0~1000
分解能 0.1 /0~100の範囲 1 /100~500の範囲 フルスケール 1000の場合:1 フルスケール 20の場合:0.01
再現性 ±2%FS以内(一定条件で)
SS換算機能 SS換算係数の設定が可能 (x=濁度、y=SSでy=a+bx)
ゼロ校正 第一標準:純水 第二標準:簡易ゼロ校正板
スパン校正 1:フォルマジン濁度標準液で校正後SS換算係数設定 2:直接SS校正 手分析後のサンプル水のSS濁度に1点又は2点校正
自己診断機能 電池電圧、校正異常、検出器異常
周囲温度範囲 0~40℃
電 源 単4アルカリ乾電池(LR03×3本) オートパワーオフ機能付
検出器仕様
型 式 trD-120Z
測定原理 近赤外90°散乱光測定方式
検水温度範囲 5~40℃、溶剤、強酸化物の共存不可
接液部材質 PVC,石英ガラス,SUS-304
ケーブル長 6m標準
重 量 約500g(ケーブル別)
SSとは? Suspended Solidの略、水中の浮遊物質の意味
SSの手分析 測定方法 グラスファイバーろ紙法 ろ過機にろ紙をセットして、検水を吸引ろ過 ↓ 105℃で2時間ろ紙乾燥 ↓ デシケーターで放冷約30分 ↓ 計算 計算式 SS(mg/L)=b-a×1000/検水量(mL) b=乾燥後のろ紙の重量 a=乾燥前のろ紙の重量 ※SSの手分析法の作業は約3時間ほどの時間を要します。
相関式  y=a+bxの求め方 10~20本の試料水のSSと濁度を測定し、 計算で相関式 y=a+bxを求める。 試料水は1日約3回(朝昼晩)、1週間程度の期間で採取、 測定します。
濁度とは 濁度とは水の濁りの程度を示すものである。 濁度の比較対象の標準物質 ポリスチレン濁度標準:平成15年 厚生労働省 水道法水質基準に関する省令改正(101号)で濁度標準に5種混合ポリスチレン系粒子懸濁液が適用されました。測定単位はmg/Lではなく「度」となります。 カオリン(白陶土)濁度標準:カオリン(白陶土)の均一粒子を精製して調整した濁度標準液。測定単位はカオリン濁度 mg/L(度) ホルマジン濁度標準:水中に分散したホルマジンポリマーの粒子はカオリン粒子に比べて粒子が均一で分散性がよく、安定した濁度標準液測定単位はホルマジン濃度 NTUまたは、FTU(度) 濁度測定方法 透視比濁法:比色管、透視比濁度用暗箱と濁度標準液を使用しての目視で透視比濁する濁度測定方法 透視光測定方法:光電光度法の一つで水中に一定の光が入射すると濁度粒子に反射、散乱して透過光が光路長と濁度の濃度に比例して減ります。この透過光を測定することで濁度を求める測定方法。 散乱光測定方法:投光部に90度の角度に配置した受光部で校正された光学系の濁度検出器に濁度物質を含む検水が存在すると、濁度に比例した散乱光が発生するので、この散乱光を測定することで特に低濃度の濁度を感度良く測定することができます。 積分球式測定方法:光が濁度粒子によって生じる散乱光量を積分球で測定すると共に全光量を測定してその比率から濁度を求める方法。 粒子計測法:レーザー光を利用した特に低濃度専用濁度計に適用される。 表面散乱光測定法:光学測定部が検水に無接触なので光学窓ガラスの汚れによる測定誤差の心配が少ない。低濃度から高濃度まで直線特性で制度良く測定出来る。 濁度計でSS濃度を測りたい SSの語源はSuspended Solidの略で浮遊物質の意味である。光学的な濁度計とSS濃度の関係は一定ではないので相関関係を求めて相関性が高い場合は濁度の測定値からSS濃度を求めることができる。 濁度計とMLSS計の違い MLSS計は通常1000~20000mg/Lくらいの汚泥濃度を透過光で測定しているので、広い意味で高濃度濁度計であるといえます。MLSS計は汚泥濃度電用測定器であるので、慣習的にMLSS計と呼ばれて、濁度計とは分けています。濁度計は通常100度以下、または1000mg/L以下の低濃度側の場合慣習的に濁度計と呼ばれているようです。 濁度計のメンテナンスについて 低濃度側測定の濁度計はプローブ型検出器の場合は投光部、受光部の窓ガラスの汚れ、ガラスセルの場合はガラスセルの汚れが測定精度に敏感に影響するので常にガラス窓は綺麗に清掃して使用しなければならない。