水処理用 塩素滅菌器
滅菌器の原理
流水接触溶解方式で、滅菌器を通過する放流水がその水量に比例して、滅菌錠剤に接触、溶解して滅菌します。
調整ゲートを通過した放流水が薬筒内の錠剤を溶解し、塩素の混合水となって流出されます。
滅菌器を通過した塩素混合水は、滅菌器をバイパスした水と消毒槽で合流混合し、所要の塩素量になります。
滅菌器の使用消毒剤
固型錠剤の主成分は、次の2種類に分かれます。必ずどちらか1種類を使用してください。
次亜塩素酸カルシウムを主成分とするもの
塩化イソシアヌル酸を主成分とするもの
滅菌器の特長
注入塩素濃度は、ゲートの調整で簡単に出来、後は薬剤の補充のみで管理が容易です。
水量に比例して、錠剤が溶解されるので、消毒が確実、経済的に出来ます。
消毒槽直前の水路に設置するだけなので、付帯工事が不要で簡単です。
装置は可動部がなく、合成樹脂製なので腐食・故障がありません。
滅菌器の使用方法
滅菌器から溶出される有効塩素の調整は、導入水を下限調整することで行います。
導入水の加減はゲートの開閉により行い、消毒槽の末端放流口の残留塩素を確認します。
最大数量時(ポンプアップ時)の消毒槽からの放流水の残留塩素が所定値になるように調整ゲートの開閉により調整してください。
ゲートの開閉部には目盛り板が付いていますので、調整はここでチェックしてください。
調整が終わりましたら、つまみを締めて固定します。
あとは流量に応じて錠剤が溶解し、塩素を溶出するので調整は不要です。
薬剤を適時使い充填してください。
取付位置
消毒槽へ移流の直前の水路に設置してください。
設置する水路幅が大きい場合は、滅菌筒頭部で堰を設け、水路幅を調整してください。
水導入部は、ゲート(目盛板)の付いている方が前面で、こちらから水を導入します。
滅菌器の特長
取付が簡単⇒放流水の集水溝(トラフ)に設置するだけで、付帯工事がほとんど必要なく取付簡単
消毒が確実・経済的⇒水の流量に従って薬剤が溶解し、有効塩素を溶出しますので、消毒が確実でしかも経済的です。
管理が容易⇒注入塩素濃度の調整は、滅菌器のゲート開閉で簡単に出来、あとは薬剤を充填筒に補給するだけでOKです。
滅菌器の構造と名称
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型式・・・処理水の規模により下記の4種類があります。
0型 | 1型 | 2型 | 3型 | |
高さ(H) | 604m/m | 898m/m | 1078m/m | 1260m/m |
長さ(L) | 290m/m | 450m/m | 500m/m | 700m/m |
幅(W) | 188m/m | 235m/m | 220m/m | 292 |
充填筒容量 | φ89×580 | φ165×870 | 160×210×1050 | 210×260×1190 |
薬品充填量 | 5kg | 15kg | 30kg | 60kg |
処理水量 | 50m3/day以下 | 300m3/day以下 | 1000m3/day以上 | 3000m3/day以上 |
取扱上のご注意
材質がP.V.Cのため運搬及び設置の際、落としたり衝撃を加えたりしないよう注意してください。
型式が処理能力に合っているかどうか、ご確認の上設置してください。
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