本体：KP-10F　計量法　型式承認　第SS142号
電極：CE-2106　計量法　型式承認　第S142号



特長

1. 1本の電極でpH/水温/mVの3項目測定
2. ニーズに対応、投込pH電極をスタンバイ（ケーブル5m付）
3. 電極の起電力(mV)を測定し、電極の良否判定ができる。
4. 自己判断機能、測定値、メモリー機能、オートパワーオフ機能
   電池電圧チェック、センサーの良否診断、標準液識別、校正エラー等の各種メッセージ表示
5. メモリー機能付き（最大30件）
   MEMO.キーを押すと測定値が記憶されます。▲▼キーでメモリーデータを呼び出せます。最大30件の測定値を記憶、呼び出しできます。
6. IP67準拠　防水構造
7. バックライト機能付き
8. 採水型測定pH電極　CE-2106
   内部液補充型電極でpH/水温を測定。セラミック液絡部φ3で気孔性が良く、応答が早い。ガラス膜とセラミック液絡部は水洗い、または拭き取り清掃の実施が必要です。
9. 投込み測定pH電極　CE-2120
   内部液無補充型、ダブルジャンクション構造で水圧に強く、深い所の水の測定に威力を発揮。投込み測定、採水測定のどちらもOK。

※KP-10FでORP測定する場合は、別途にORP電極OR-2101(別売)を使用してmVモードでORPを測定できます。

仕様

品　名	ガラス電極式　pH計
型　式	KP-10F
測定方式	pH:ガラス電極法 水温：半導体温度センサー
測定範囲	pH:0.00～14.00（最小単位　0.01pH) mV：-1900～1900mV（最小単位　1mV） 水温：0.0～50.0℃（最小単位　0.1℃）
再現性	pH：±0.02pH以内 水温：±0.2℃以内
温度補償	自動温度補償付
周囲使用温度	0〜45℃
メモリー機能	最大30件
電　源	DC4.5V(単4　LR03×3ヶ） オートパワーオフ機能（30分後）
構　造	IP67準拠防塵/防水構造 （計器に検出器プラグが適切に接続された条件で）
外形寸法	本体：70（W)×36（H)×170（D)mm 電極：φ16×173
重　量	本体：約290g
材　質	本体：ABS樹脂
標準構成	計器本体（乾電池付）、pH電極（CE-106）ケーブル1m付、 pH標準液（50mL）pH7,4各1本、電極内部液（50mL）、スポイト、 取扱説明書、ビニールカバー、ストラップ、保証書
別売品	投込型pH電極　CE-2120 pH標準液（pH7・250mL入）（pH4・250mL入） pH電極内部液（3.3MOL，KCL、50mL） pH標準液粉末試薬（pH7　500mL用12袋入）（中性リン酸塩） pH標準液粉末試薬（pH4　500mL用12袋入）（フタル酸塩） ORP標準液粉末試薬（500mL用12袋入）（キンヒドロン粉末） 携行ケース

品　名	型式	ボディ 材質	液絡部	直径	特長	内部液	ケーブル
採水型測定標準型 pH電極	CE-2106	PP	φ3セラミック シングル液絡部	φ16	細型 応答性良好	補充型	1m
投込型測定標準型 pH電極	CE-2120	PVC	φ3セラミック シングル液絡部	φ24.5	携行便利 取り扱い便利	無補充型	5m
採水型測定標準型 ORP電極	OR-2101	ガラス	スリーブ シングル液接部	φ12	細型 応答性良好	補充型	1m
投込型測定標準型 ORP電極	MK-2101	PP	φ3セラミック シングル液絡部	φ40	携行便利 取り扱い便利	無補充型	5m

pH測定方法
比色法：リトマス試験紙、BTB、CR、PR等
電極法：水素イオン活量に相当する電位を示すガラス電極とpHに無関係に常に一定の電位を示す比較電極(参照電極)とから構成され、両電極間に発生した電位差を電位差計で測定する方法である。

pH電極の感度チェック方法
pH7とpH4、またはpH9の標準液にpH電極をそれぞれ浸けてpH計のモードをmVにして下記の数値の範囲内で正常です。
pH7:0±25mV
pH4：160±25mV
pH9：-120±25mV
この範囲外の場合は電極内部液交換、液絡部、ガラス膜の洗浄等と実施してください。それでも電極性能が回復しない場合は電極の寿命であり、交換が必要になります。

pH電極の周りが白くなる
内部液の塩化カリウムの結晶が乾燥して付着するもので異常ではありません。水、またはぬるま湯に電極を入れれば結晶は溶けます。

pH電極の寿命は
使用する検液の種類、使用状態、保存状態などにより異なりますので規定はありません。電極は消耗品です。

なぜ、ORPを計るか
有機排水の場合、排水処理の窒素硝化反応、CODなどの挙動を知る上での重要な指標を求めるために計ります。KRK製のpH計はKP-5Zは１つの電極で、pHとORPを測定出来ます。

比色法と測定値が異なる
水道水等には脱色作用がある残留塩素が存在しているので比色法によるpH測定値はガラス電極式pH計による測定値より通常低く測定されます。オゾンや残留塩素の存在する水のpH比色測定は不可

油、有機溶剤、アルコール等のpH測定はできるか
水素イオンの溶けている状態が水溶液とは異なるのでこれらの非水溶液のpH測定は不可