水中のホルムアルデヒド測定器 HCHO-V1
特長
- ホルムアルデヒド濃度を0.000~0.300mg/Lの範囲で測定
水道水基準値は0.08mg/L - 0.001mg/Lまで測定可能
- 最大19件の測定データを記憶、▲▼キー操作で呼出し可能
- 誰でもすぐ使える簡単な測定操作
測定試薬は2種類、測定時間はわずか15分でOK - ガスクロマトグラフ-質量分析計との相関が高い(埼玉県環境検査研究協会 第1208-137号)
- 高感度測定 MBTH吸光光度法
0.01mg/L以内の再現性
測定操作
- 試薬RA添加:試薬HCHO-V1-RAを1回分測定セルに入れる。(プッシュON→計量・添加)1回分の試薬を自動計算
- 試料10mL採取:測定セルに試料を10mL入れる→5分静置 ※マイクロピペット10mLの使用を推奨します。
- 試薬RB添加:試薬HCHO-V1-RBを0.5mL測定セルに入れる→10分静置
- 直読測定:計器に測定セルをセットし"MEAS"キーを押します。表示を直読してください。
用途
農業集落排水、工場排水、養殖場、河川、湖沼など
仕様
品 名 | ホルムアルデヒド測定器 |
型 式 | HCHO-V1 |
測定対象 | ホルムアルデヒド |
測定方式 | MBTH比色法 |
測定範囲 | 0.000~0.300mg/L |
分解能 | 0.001mg/L |
再現性 | ±5%以内 |
検水温度範囲 | 0~40℃ |
発色試薬 | HCHO-V1-RA 粉末1回 0.1g、HCHO-V1-RB 液体1回 0.5mL |
電 源 | アルカリ乾電池 LR03(単4)×4ヶ(DC6V) |
重 量 | 約310g |
標準付属品 | 計器本体(HCHO-V1)、測定容器(蓋付)4ヶ、スポイト 5mL、携行ケース、 取扱説明書、保証書、単4アルカリ乾電池(LR03×4本) |
標準外付属品 | マクロピペット 10mL |
※試料水の温度は必ず25℃±3℃以内にして校正・測定を行ってください。
※試料水10mLの計量採取マクロピペットの使用を推奨します。
ホルムアルデヒド テクニカルインフォメーション
[性質]
ホルムアルデヒドは酸化メチレンとも呼ばれ化学式はHCHOで表され毒性は強い。フェノール、メラミン、尿素等と簡単に結合する性質を有している。またホルムアルデヒドは水に溶けやすい性質を持っており、37%以上の水溶液はホルマリンと呼ばれ毒物及び液物取締法、医薬用外劇物に指定されている。
[生成過程]
例1:自然界にて自然に生成される。また大気中のメタンや他の炭素と水素の化合物から太陽光や酵素の作用で生成される。
例2:ヘキサメチレンテトラミンが消毒用塩素と反応してホルムアルデヒドが生成される。
[水質基準値]
厚生労働省の水道の水質基準値は平成16年4月に0.08mg/Lと制定された。