DPD「液体」試薬の有効期限は低温保存で約2ヶ月位が目安です。試薬は開封後はなるべく早く使い切ってください。液体試薬が桃紫色を呈してきたら試薬は寿命と判断します。
DPD液体試薬を使用しての残留塩素測定は遊離塩素または結合塩素のそれぞれの存在比が100％である場合に適切な測定値が得られます。遊離塩素と結合塩素が共存している場合は呈色の選択性がありませんので、全残留塩素近似値として測定されます。



全残留塩素の測定方法

1. 混合DPD試薬1種類使用
   全残留塩素測定用DPD粉末パック試薬DPD-TL-1を比色セルに採り、これに検水10mLを加えて混合し、約2分間放置後の呈色を比色し、全残留塩素として求める方法。全残留塩素測定の場合、試薬DPD-TL-1を使用して測定操作を行うと便利です。
2. DPD分包試薬+ヨウ化カリウム　0.1g
   遊離残留塩素測定用　DPD粉末パック試薬DPD-F-1を比色セルに採り、これに検水10mLを加えて混合し更にヨウ化カリウム約0.1gを加えて溶解し、約2分間放置後の呈色を比色し、全残留塩素として求める方法。
3. DPD液体試薬(DPD-WA)を使用する場合
   1種類の液体DPD試薬で全残留塩素を測定することができます。測定は検水10mLを採りDPD-WAを0.5mL加えて混合し、約2分間放置後の呈色を比色して、全残留塩素として求める。

仕様

	種　類	型　式	単　位
1	遊離残留塩素用　DPD粉末分包試薬	DPD-F-1	1袋(100回分)
2	遊離残留塩素用　DPD液体試薬	DPD-WA-18	1瓶(18mL)
3	遊離残留塩素用　DPD液体試薬	DPD-WA-50	1瓶(50mL)
4	全残留塩素用　DPD粉末分包試薬	DPD-TL-1	1袋(100回分)
5	ヨウ化カリウム　粉末茶瓶入り (DPD-F-1を使用して全残留塩素を測定する場合使用)	25g	1瓶(約250回分)