矢切薬品株式会社


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上水用 濁度センサー tr-30

水質測定器 電気式測定器 上水用濁度センサー tr-30

特長


測定操作
  1. ゼロ校正:濁度センサーを純水に規定レベルまで沈めて"CAL"キーを押す
  2. 測定:濁度センサーを検水に沈めて"MEAS"キーを押す⇒測定値デジタル表示⇒自動電源断
  3. スパン校正:スパン校正は別売の色度標準液を使用して行うことができます。(出荷時にはスパン校正済です)


仕様
品 名 上水用濁度計
型 式 tr-30
測定原理 吸光光度法
測定方式 センサー部浸漬測定
測定範囲 0.0~100.0度:ポリスチレン濁度標準
ホルマジン濁度はオプション
分解能 0.1度
警報表示 BAT,CAL,S,ERR測定範囲外 上限値で点滅表示
校 正 ゼロ:純水による
スパン:別売標準液によりスパン校正可能
測定水条件 5~35℃(凍結しない事、直射日光を避ける事)
有機溶剤、強フッ素等共存不可、強酸アルカリ水避ける事
周囲条件 温度:-10~35℃、湿度:90%RH以下
保護構造 防塵、防滴構造(IP63相当)
電源電圧 アルカリ乾電池 LR1(1.5V)×4ヶ(DC6V)
外形寸法 48×32×320mm
重 量 約300g
標準付属品 濁度センサー(tr-30)ケース、乾電池(内蔵)、専用測定容器(PVC)、
取扱説明書、保証書
標準外付属品 5種混合ポリスチレン濁度標準液 10度 250mL



色度センサーCR-30とセット販売もしております。
上水用濁度センサー tr-30 色度センサーCR-30 セット
お気軽にお問い合わせください。

濁度とは
濁度とは水の濁りの程度を示すものである。

濁度の比較対象の標準物質
ポリスチレン濁度標準:平成15年 厚生労働省 水道法水質基準に関する省令改正(101号)で濁度標準に5種混合ポリスチレン系粒子懸濁液が適用されました。測定単位はmg/Lではなく「度」となります。

カオリン(白陶土)濁度標準:カオリン(白陶土)の均一粒子を精製して調整した濁度標準液。測定単位はカオリン濁度 mg/L(度)

ホルマジン濁度標準:水中に分散したホルマジンポリマーの粒子はカオリン粒子に比べて粒子が均一で分散性がよく、安定した濁度標準液測定単位はホルマジン濃度 NTUまたは、FTU(度)

濁度測定方法
透視比濁法:比色管、透視比濁度用暗箱と濁度標準液を使用しての目視で透視比濁する濁度測定方法

透視光測定方法:光電光度法の一つで水中に一定の光が入射すると濁度粒子に反射、散乱して透過光が光路長と濁度の濃度に比例して減ります。この透過光を測定することで濁度を求める測定方法。

散乱光測定方法:投光部に90度の角度に配置した受光部で校正された光学系の濁度検出器に濁度物質を含む検水が存在すると、濁度に比例した散乱光が発生するので、この散乱光を測定することで特に低濃度の濁度を感度良く測定することができます。

積分球式測定方法:光が濁度粒子によって生じる散乱光量を積分球で測定すると共に全光量を測定してその比率から濁度を求める方法。

粒子計測法:レーザー光を利用した特に低濃度専用濁度計に適用される。

表面散乱光測定法:光学測定部が検水に無接触なので光学窓ガラスの汚れによる測定誤差の心配が少ない。低濃度から高濃度まで直線特性で制度良く測定出来る。

濁度計でSS濃度を測りたい
SSの語源はSuspended Solidの略で浮遊物質の意味である。光学的な濁度計とSS濃度の関係は一定ではないので相関関係を求めて相関性が高い場合は濁度の測定値からSS濃度を求めることができる。

濁度計とMLSS計の違い
MLSS計は通常1000~20000mg/Lくらいの汚泥濃度を透過光で測定しているので、広い意味で高濃度濁度計であるといえます。MLSS計は汚泥濃度電用測定器であるので、慣習的にMLSS計と呼ばれて、濁度計とは分けています。濁度計は通常100度以下、または1000mg/L以下の低濃度側の場合慣習的に濁度計と呼ばれているようです。

濁度計のメンテナンスについて
低濃度側測定の濁度計はプローブ型検出器の場合は投光部、受光部の窓ガラスの汚れ、ガラスセルの場合はガラスセルの汚れが測定精度に敏感に影響するので常にガラス窓は綺麗に清掃して使用しなければならない。