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IP-135 よくあるご質問
Q:標準温度計とpH計温度センサーの温度差がある。正確な温度になるまでどのくらい時間がかかりますか?また、温度差によるpH値の誤差は?
A:水温を正確に測定する場合、安定するまでに時間がかかります。正しく測定するには、十分電極を測定水に浸けること、10℃の温度差がある場合、2分以上の安定時間が必要です。(少しかき混ぜることにより応答は若干改善されます。)ただし、実際のpH測定値にはそれぞれ大きく影響しません。温度差によるpH値への影響は1℃で0.01pHとなります。

Q:「----」が表示されてしまいます。
A:「----」は、本体が電極を認識できないときに出るエラーですが、電極が破損している場合、正しく接続されていても同様のエラーが出ます。また、プローブに断線が有る場合も同様のエラー表示となります。電極の破損が目視で確認できる場合は電極の交換が必要となりますが、破損が確認できない場合はプローブの断線の可能性があるため、修理対応となります。

Q:久しぶりに使用する際、校正したら「cErr」が出てなかなか校正できません。
A:電極保管時、内部液以外の水道水等を入れて保管している場合は、保護キャップに電極内部液(KCl)を入れて保管するようにしてください。電極の先端部分を内部液にしばらく浸けて、校正を実施してください。短期間の保管時は純水でもよいですが、純水で長時間保管すると、電極先端のスリーブ部分に純水が入り込み電気伝導度が下がるため、構成ができなかったり、一時的に測定値がおかしくなる場合があります。

Q:pH10の校正液で校正は可能ですか?
A:pH10の校正液での校正はできません。IP-130では、pH4,pH7,pH9の3種類のみの校正となります。それぞれ起電力の範囲が決まっており、それに近い起電力のところで校正されるためです。(pH10で校正するとpH9で校正されたり、エラーが出ることがあります。)

Q:標準液pH7で校正をしたら、pH9で校正完了となってしまいました。
A:pH7の標準液が古くなっており、標準液のpH濃度が変化してしまったことが原因です。新しい標準液を購入していただき、再度校正を行ってください。標準液の保管については、冷蔵庫の中で保管してください。車中等、温度変化の激しい場所で保管してしまいますと、濃度が変化してしまいます。また、一度使用した液は使いまわさず捨ててください。

Q:pHが正しく校正できない。「cErr」や違うpHで校正されてしまう。測定値がおかしい。
A:<標準液側に問題がある場合>
・校正液の劣化、作成間違い ⇒ 校正液を作り直してください。

<電極に問題がある場合>
①電極が汚れている ⇒ 電極の洗浄を行ってください。
  • 洗浄するときは電極保護カバーから出して洗浄してください。
  • 有機物(油分など)による汚れの場合、アルコールなどの有機溶媒、または中性洗剤などを含ませたガーゼ、脱脂綿あるいはティッシュペーパーなどで軽く拭き、純水で洗浄してください。
  • 無機物(水垢など)による汚れの場合、0.1mol/L程度の塩酸、あるいは中性洗剤などに先端を浸した後、純水でよく洗浄してください。
    ※塩酸に1時間以上浸したときは内部液を交換してください。
②電極が乾燥している ⇒ 内部液補充口をあけ、電極を純水に2時間以上浸してからご使用ください。
③電極が割れている ⇒ 電極を交換してください。
※外側のガラスだけではなく、内部のガラスの割れについても確認してください。
④pH電極の寿命 ⇒ 電極交換をしてください。

上記対応を行っても改善されない場合、プローブ側に問題がある可能性があります。

<プローブ側に問題がある場合>
①電極保護カバーの取り付け部の締め付け具合で数値が変わる ⇒ プローブの修理依頼をしてください。

Q:pH7とpH4の校正後にpH9の校正をすると、3点校正したことになりますか?
A:3点校正はできません。pH7とpH4、pH9のどちらかでの2点校正のみです。質問の条件の場合、最後に校正したpH9の校正値が記憶されpH4の校正値は上書きされるため、pH7とpH9での2点校正したことになります。

Q:水道水での校正は可能ですか?
A:水道水での校正はできません。「S.Err」が表示されるか、正しくない値で校正されてしまいます。校正は標準液を用意して行ってください。水道水は概ねpH7であると思われますが、必ずしもpH7であるという確証がないためです。pHの水道水基準値が5.8~8.6であり、東京都の水道水のpHは平成25年度では平均7.6(6.8~8.1)となっています。